平成27年8月23日、菊池市総合体育館(熊本県菊池市)において、第14回千唐会全日本空手道選手権大会が開催されました。
全国各地から選抜された精鋭が集い、形・組手に覇を競いました。
来年熊本で行われる第11回宗家杯(千唐流の世界大会)の日本予選を兼ねたこの大会は、世界基準に合わせてた試合区分がなされており、来年の大会の様子を占う上でも重要です。
各種目に出場する選手たちもそのことは十分理解しており、形の一挙手一投足、組手のちょっとした動きにも神経を張り巡らせ、好試合が連続しました。
この大会では個人戦だけでなく団体戦も行なわれ、そこでは各選手・道場の意地とプライドが鎬を削ります。
防具付ルールの迫力ある組手、洗練され、伝統の香り豊かな形の試合が随所で展開され、本家日本の面目を保つ内容でした。
大会の華である特別演武は今回、開会式のすぐ後に行なわれ、全選手が注目する中、樋口錬士による「浜比嘉の釵」、宗家先生による「公相君大」が演じられました。
来年の宗家杯は千唐流創流70周年の年でもあり、演武会も予定されていますので、試合・演武共に充実した内容が期待されています。
この大会を通じ日本代表に選出された選手、地区推薦などで出場する選手のいずれもが自覚を持ち、来年の記念すべき大会に備えて更なる精進をされることを期待します。
なお、大会の様子を写した写真は、「千唐流トピックス」の「第14回千唐会全日本空手道選手権大会画像集」にたくさんアップしてあります。